【相続って一体何をやればいいの?】~遺産探し~
まず、何が遺産となるのかを知らなければなりません。現金、預貯金、有価証券、土地、家屋、自動車、貴金属、ゴルフ会員権、生命保険、貸付金、借地権などお金に換算できるものすべてが探すべき遺産です。
皆さんは親の資産が何をどこにどのくらいあるのかわかっていますか?お子様へ伝えていますか?もし相続の手続きがずべて終わってからタンス預金が出てきたり証券会社と取引があることを知ってしまうとまた一からやり直しになってしまいます。
まずは預金通帳を探しましょう。ある場所を前もって聞いておくこと(伝えておくこと)をお勧めします。古い通帳でも大丈夫です。銀行で残高証明書を出してもらえます。もし通帳が見つからなかった場合は、郵便物の中に銀行からのものがないか探してみましょう。証券会社であれば取引報告書や配当金の支払通知書でもいいです。保険であれば保険証券や保険料控除の証明書などです。また通帳の取引明細が見られればお金の出入りを追っていけばわかることも多いです。こちらも通帳がなくても銀行で取引明細書を発行してくれます。
不動産の場合は、納税通知書を調べましょう。もし土地や家屋を持っていれば毎年5月ごろに市区町村から送られてきます。固定資産税の課税明細書があれば所有している不動産が一覧となっているのでわかりやすいです。土地の権利書(登記識別情報)があるといいですね。あとは会話の中に登場していた土地に所有不動産があるかもしれません。
ここ目で見てきたのは主にプラスの財産ですが、相続財産の中にはマイナスの財産も含まれます。つまり借金です。借用書や借金の督促状がないか確認しましょう。
最近では「デジタル資産」も増えてきています。
このように遺産を探すのなかなか骨があれる作業ですので、行政書士にお願いするのも一つの選択肢ですね。
遺産がすべて見つかったら次は遺産分割、名義変更へと続きます。